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LOVE【アルバム解説】

ビートルズのアルバム一覧

アルバムの基本情報

タイトル
(日本語)
LOVE
タイトル
(英語)
Love
発売日【イギリス】2006年11月20日
【アメリカ】2006年11月21日
【日本】2006年11月15日
最高順位【イギリス】3位
【アメリカ】4位
【日本】3位

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アルバムの概要

シルク・ドゥ・ソレイユとのコラボレーション企画

アルバム『LOVE』は、少し風変わりなリミックスアルバムとして2006年11月にリリースされました。

カナダを拠点とする「シルク・ドゥ・ソレイユ」のミュージカル「LOVE」とコラボレーションしたアルバムで、ミュージカル内では今作の楽曲が使用されています。

ミュージカル「LOVE」の初演は2004年6月30日でした。

様々な楽曲を組み合わせたリミックス集

今作に収録されている楽曲は、ビートルズが発表した複数の楽曲を合体させたり、ある曲の効果音を別の曲と組み合わせたりと、様々なリミックスがおこなわれています。

原曲に近いアレンジの曲もありますが、よく聴いていると「あれ? この音は違う曲で聴いたことあるぞ」と気付かされたりします。

ビートルズの入門編としてはオススメしません。そもそもビートルズの楽曲とタイトルは同じでも、曲そのものが異なっています。

ビートルズをある程度知っているファンは「どの曲を組み合わせたのだろう」とクイズのような気分で楽しめます。

書籍「 ビートルズ216曲全ガイド 」には『LOVE』発売時期にプロモーションのため来日したジャイルズ・マーティンのインタビューが掲載されており、曲のどの部分を組み合わせたかの「答え合わせ」が紹介されています。

ジョージ・マーティン最後のプロデュース作品

このコラボ企画は、シルク・ドゥ・ソレイユの創設者であるギー・ラリベルテがジョージ・ハリスンと意気投合した流れで、ラリベルテ側から「ビートルズの楽曲を使用したミュージカルを開催したい」と提案されたことから始まっています。

これを受けてプロデューサーのジャイルズ・マーティンが「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」と「トゥモロー・ネバー・ノウズ」を合体させたデモ音源を制作し、ポールとリンゴに聴かせました。

このデモ音源をポールが絶賛し、オノ・ヨーコやオリヴィア・ハリスンもビートルズの楽曲使用を許可。

ジョージ(・ハリスン)の死後は、未亡人のオリヴィア・ハリスンが楽曲管理や使用許可などをおこなっています。

ジャイルズ・マーティンは、父でありビートルズのデビューから解散までのサウンドを支えたジョージ・マーティンを共同プロデューサーとして迎え、リミックス作業を共におこないました。

ジョージ・マーティンは2016年3月8日に亡くなり、今作は彼のビートルズにおける最後のプロデュース作品となりました。

アルバムジャケットについて

ビートルズ LOVE

躍動するビートルズ

アルバムジャケットは、黄色がメインのサイケデリックな背景と、中心にロゴ、さらには初期の若きビートルズが描かれています。

シルク・ドゥ・ソレイユとのコラボレーションなだけに、躍動するビートルズが雰囲気を出していますね。

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