アルバムの基本情報
タイトル (日本語) | ザ・ビートルズ 1967年〜1970年 |
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タイトル (英語) | The Beatles / 1967-1970 |
発売日 | 【イギリス】1973年4月19日 【アメリカ】1973年4月2日 【日本】1973年5月20日 【2023エディション】2023年11月10日 |
最高順位 | 【イギリス】2位 【アメリカ】1位 |
CD
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アルバム収録曲
2023年エディション・ディスク1
- ストロベリー・フィールズ・フォーエバー Strawberry Fields Forever
- ペニー・レイン Penny Lane
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
- ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ With A Little Help From My Friends
- ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ Lucy In The Sky With Diamonds
- ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー Within You Without You
- ア・デイ・イン・ザ・ライフ A Day In The Life
- 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ) All You Need Is Love
- アイ・アム・ザ・ウォルラス I Am The Walrus
- ハロー・グッドバイ Hello, Goodbye
- フール・オン・ザ・ヒル The Fool On The Hill
- マジカル・ミステリー・ツアー Magical Mystery Tour
- レディ・マドンナ Lady Madonna
- ヘイ・ジュード Hey Jude
- レボリューション Revolution
2023年エディション・ディスク2
- バック・イン・ザ・U.S.S.R. Back In The U.S.S.R.
- ディア・プルーデンス Dear Prudence
- ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス While My Guitar Gently Weeps
- オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ Ob-La-Di, Ob-La-Da
- グラス・オニオン Glass Onion
- ブラックバード Blackbird
- ヘイ・ブルドッグ Hey Bulldog
- ゲット・バック Get Back
- ドント・レット・ミー・ダウン Don't Let Me Down
- ジョンとヨーコのバラード The Ballad Of John And Yoko
- オールド・ブラウン・シュー Old Brown Shoe
- ヒア・カムズ・ザ・サン Here Comes The Sun
- カム・トゥゲザー Come Together
- サムシング Something
- オクトパス・ガーデン Octopus's Garden
- オー!ダーリン Oh! Darling
- アイ・ウォント・ユー I Want You (She's So Heavy)
- レット・イット・ビー Let It Be
- アクロス・ザ・ユニバース Across The Universe
- アイ・ミー・マイン I Me Mine
- ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード The Long And Winding Road
- ナウ・アンド・ゼン Now And Then
アルバムの概要
通称「青盤」
アルバム『ザ・ビートルズ 1967年〜1970年』は、1967年から1970年までにリリースされたシングル曲などが収録された2枚組ベスト盤です。
ジャケットの色から「青盤」という通称で呼ばれています。
同時期に発売された『ザ・ビートルズ 1962年〜1966年』は通称「赤盤」と呼ばれています。
「ナウ・アンド・ゼン」を収録
アナログ盤のリリース50周年を記念して2023年11月10日にリリースされた「2023年エディション」では、「最後の新曲」として同年11月2日にシングルとしてリリースされた「ナウ・アンド・ゼン」が新たに収録されました。
最初にリリースされたアナログレコード盤は、1枚目・2枚目とも14曲ずつ、合計28曲が収録されていました。
2023年エディションでは「ナウ・アンド・ゼン」を含めて9曲が追加され、合計37曲が収録されています。
一部の楽曲では映画監督のピーター・ジャクソンが開発したAIによって楽器の音を分離・抽出し、新たなトラックに振り分ける「デミックス」という新技術が採用され、リミックスされています。
選曲したのはジョージではない
アナログレコード盤が1973年に発売されたとき、「赤盤」と「青盤」の収録曲はメンバーのジョージ・ハリスンが選曲したというのが定説でした。レコード解説などにもしっかり書かれていたのです。
しかし、この「ジョージ選曲」というのは誤っています。
1973年1月に海賊版のベストアルバムが突如世間に流通を始め、これに対抗するため当時のマネージャーだったアラン・クラインが公式のベストアルバム発売を決定しました。
実際の選曲はジョージではなく、「アラン・クラインの右腕」といわれたアップル・レコードのアラン・ステックラーという人物が担当しました。
公式のベスト盤である「赤盤」「青盤」がリリースされた際、アラン・クラインはビートルズのメンバーとの関係が悪化してアップルを去っていたため、アルバム発売時のプロモーションでは「ジョージが選曲した」とアナウンスした、というのが経緯です。
アルバムジャケットについて
『プリーズ・プリーズ・ミー』と同じ場所
ジャケット写真は1969年5月13日、EMIビルの吹き抜けでアンガス・マクビーンが撮影したものが使用されています。デザインを担当したのはトム・ウィルクス。
1963年にリリースされたビートルズのデビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』と同じ場所、同じ構図の写真であり、当時のカメラマンも同じアンガス・マクビーンでした。
『ゲット・バック』で使われるはずだった
このジャケット写真は本来、アルバム『レット・イット・ビー』の当初のタイトル『ゲット・バック』のジャケットとして使用されるはずでした。
ところが『ゲット・バック』はレコーディング完了後にリリースされず棚上げされ、先にアルバム『アビイ・ロード』がリリースされました。
そのまま放置されてボツになりかけていたアルバム『ゲット・バック』は、同名のドキュメンタリー映画が公開されることに伴いサウンドトラック盤が必要になったため企画が復活。
その際にアルバムや映画のタイトルが『レット・イット・ビー』と変更され、ジャケット写真も違うものに変更されました。
ボツとなってしまった当初の写真ですが、メンバーが写真を気に入っていたこともあり、「青盤」のジャケットとして採用されました。